犠牲者を探し続ける忠犬こゆきを見て何を思う~帰るはずのない主人を今も探し続ける「こゆき」~
福岡県粕屋町で2011年2月、飲酒運転の車にはねられて亡くなった山本寛大さん(当時16歳)の愛犬「こゆき」が出演する飲酒運転啓発用CMが完成した
とくダネでも取り上げられ大切な人を失ったことを知らず今もなお探し続ける「こゆき」
このCMを見てもなおあなたは飲酒運転をしますか?
出逢いと悲劇
こゆきは柴犬の雌で8歳。寛大さんが小学5年生の秋に家族の仲間入りをしたそうです。寛大さんはこゆきが小さい頃に自転車のかごに入れて出歩き、大きくなってからは散歩を欠かさなかった。ところが、悲劇が起こったのである。
寛大さんは高校1年生の時、同級生とともにふざけ飲酒運転の男の車にはねられ亡くなっってしまった。事故後、こゆきは遺影の前で涙を流す美也子さん(母)に寄り添い続け、それからというもの仏壇の前の座布団が寝床になった。
CMでは実際に寛大さんとこゆきが散歩していた散歩道を歩いたそうで、現在も歩きながら寛大さんを探し続けている。
CM
美也子さんは「撮影中のこゆきに『寛大のために頑張って』と言葉をかけると、いい演技をしてくれた。大切な人を失った悲しみは誰にでもある。その悲しみを想像できるようになれば、飲酒運転もなくなる」と願う。