世間は青色LEDが話題だが就職でも内定ブルーが話題沸騰〜内定ブルーとは?〜
世間ではノーベル物理学賞を受賞された日本人がいらっしゃるので「青色LED」でニュースの話題は持ち切りですが、その影響かツイッターでは「内定ブルー」というキーワードが急上昇しています。
内定ブルーとは?
就職活動を通じて、やっと内定をゲットした方に起こる症状の一つで
- 本当にこの会社で良かったのだろうか?
- わき起こる不安
- 気持ちが晴れない
などの症状を抱く事を指すそうです。近いもので言うと「マリッジブルー」や「マタニティブルー」らでしょうか。
内定ブルー対策まで行っている
最近では就職で内定通知を出した企業側も、この内定ブルーに対する対策をしている企業もあるらしい。企業側からすれば、次期就職決定者が内定ブルーになり辞退される事を恐れての対策だそうだが、内定式を行う前に懇親会を開き、同期就職者と情報交換を行ったり、先輩社員と交流させたりしているようだ。それ以外にも、内定通知をした後に定期的に連絡をとって会社の情報を早く開示したりと内定者の気持ちを盛り上げる活動をしているとのこと。
なぜ内定者だけが取り上げられるのか?
こういった話を読んでいると、なぜ内定者だけが取り上げられるのかと疑問になる。既に就職し嫌な事後とでも真面目に働いている人、会社に尽くしてきたのにリストラにあった者、また就職が決まっていないもの。俗に言う「ブルー」と言われる言葉が似合う人たちの心情は改めて言葉にされない。だからこその社会現象であり人気ワードなのだろうけど…。
本来なら喜ぶべき立場の人間がブルーになったり、また自分は「内定ブルーだから」とその言葉を利用するものまで現れるような気がするのは自分だけだろうか?本当に甘い世の中になったものである。当方が就職する時に大人達に言われた言葉は
「好きな事を仕事にしている人間の方が少ない!」
「仕事をしないと飯が食えないんだから!」
と少しでも甘ったるい事を言っていると罵声を浴びせられた者である。
いまこそ歩合制が必要な社会
「何の為に仕事をしている?」
この質問での回答が昔と今とでは変わっているような気がする。一人の人間であることや個性を主張するあまり大事な事を失っている。それは、仕事をある程度していれば、給料がもらえるならそれでいいという考え。この考えを持つ若者が増えているのではないだろうか?
「がんばったって仕方ない。」
「別に仕事の為だけに生きている訳じゃないし」
「出世したって嫌な責任だけかかってくるし」
情報を取得しやすくなった為に、先の事を想像しやすい。だから逃げるといったような考えをもった若者が増えてきている。ようは甘え、逃げ、自己防衛である。
そこで思うのだが、大人や誰かに常に守られて、温室で育てられストレス耐性のない若者が増えてきている今だからこそ、歩合制を企業は取り入れるべきである。競争心を育ませるのである。競争心が芽生えれば、向上心も芽生え企業にとってもよい実績になるのではないか?そう思うのである。
一長一短はあると思うが「内定ブルー」のように何でも病気の症状のように言ってしまう今の若者に足りないものがそれだと思う。