【速報】STAP細胞 疑惑に白黒判定!〜理化学研究所が調査結果を発表〜
2014年3月14日 14時に東京中央区でSTAP細胞の疑惑について理事長らによって会見を行った。STAP細胞の論文で問題になっている部分は二つあり。
①論文に記述が不適切
②論文の3月9日画像が他の論文からの流用だった。
理化学研究所は以下のように会見を行った。
理化学研究所の見解
論文記載の結果/主張の根拠と実験結果については慎重に取り扱うべき。STAP細胞の再現性については、第三者によって証明されていくものとなる。研究者にはその協力を指示した。共同研究論文に重大な過誤があったことは誠に遺憾で論文の引き下げを視野に入れている。今後行われる、第三者による再現性の調査で研究不正となった場合、研究所の規定に沿って厳重に取り締まる。
①研究不正の区分の問題:ねつ造、改ざんなどについて調査
②研究の真意に問う
③取り下げや訂正に着いては、出版社と研究者等と総意のもと執り行う
④理化学研究所の対応は厳正に行う
調査委員会の見解
調査委員会が対象にしたのはネイチャーの論文1と論文2の二つで調査結論が出たのは下記(現在調査中の項目もあり)
①画像が不自然でゆがみが出ている。ねつ造の可能性について
この件についてだが、これはムービーからのワンショットからの映像なので、ゆがみがあったのはある種のコンピュータのみで解像度の問題であった。したがって、投稿論文にはあって掲載論文になかったのは、画像の処理の問題であった事が分かった。結果ねつ造ではないとしている。
②論文の画像が酷似している事について
これについても異なる角度からとった写真であり、撮影者と小保方氏の両方で一定の論理性を持っているので問題ないとした。
③画像の切り貼りの疑いについて
図のコントラスト(明るさ)を変えると切り貼りされた物ではという疑いがあったが、小保方氏もり貼りにも理由があって分かりやすいようにしたと説明した。
④記載一部の盗用について
他の論文からコピーされているのは間違いないと調査委員も確認。小保方氏は、この文章をどこから盗ってきたのかは覚えていないと説明。前半は小保方氏、後半は他スタッフが行われた実験の方法論が書かれている部分もあった。この部分いつては調査を続けている。
⑤画像の取り違えについて
このことについては小保方氏も取り違えたと話しており、差し替えたいと願いが出されたようである。取り違えた画像は小保方氏の学位論文の画像だったとのこと。
⑥メソッドの記載について
論文の書き方についてだが、定型的な文章も含まれているので盗作には当たらない。
調査結果ではないが、これはあくまでも中間報告で、調査は継続中。著者にこの段階で弁明の機会を与えるのは適切ではない。調査結果が出た段階で、著者の方に弁明記者会見を開いてほしいとした。
結果
・論文掲載の画像と2011年発表の博士論文の画像は単純な貼り間違い。
・STAP細胞がインチキだとは言えない。
小保方氏の書面コメント
論文の不適切な部分において、迷惑をかけて申し訳ない。今後の理化学研究所の調査に迅速に協力する。またネイチャーに掲載された論文が、このような事態を起こし、ネイチャーの歴史をけがした事に深くお詫びするとともに、その責任をとって論文取り下げも考慮しているとした。