瞬間的ボランティア!その待ち時間を有効活用しませんか?~みどりのスコップひとかき運動(福井県)~
いやぁ~日本に寒波が押し寄せ、北陸では年越し大雪になったとか?
先日福井県に野暮用がありプチ旅行に行ったのですが、そこに面白いものがありました。
ぶら下げられているものは「緑色のスコップ」なんですが、実はこれ“瞬間的ボランティア活動”ということで「みどりのスコップひとかき運動」と命名されたプチボランティアを募るもの。
交差点やバス停にぶら下げられており、信号待ちバス待ちで並んでいるあいだに除雪にご協力くださいというものだ。
福井県の場合は新潟市、富山県の例を聞いて2005年から、福井市内の交差点からバス停へと始めて、今冬のスコップ数は294に達したそうだ(平成20年現在)。
ここで気になるのがスコップの紛失や盗難は大丈夫なのだろうか?ということ。しかしさすがのボランティア活動ということで、開始以来スコップがなくなったのは一件だけだそうだ(福井県道路保全課)という。
ほんの一瞬の善意を行動に移すことで、雪国の歩行者の安全に役立つことができる。これは、ある個人が本格的なボランティア活動を始めるきっかけにもなるに違いない。
空いた時間に雪をかくことを続けることで、歩道やバス停などご老人や小さな子どもが利用する場所で転倒したりすることを防ぐことが出来る画期的なアイデアである。