「かさぶた」って何で出来るの?を分かりやすく書いてたら感動した!〜人体の不思議発見!〜
『かさぶた』
今回はこれの成り立ちを勉強したのでそれについて書いてみようかなと思います。
専門誌で学習してたんですが、一般的にも分かりやすいように書くつもりなので、頭の中でシーンを想像しながら書いていただくと嬉しいです。
教科書を開こうと思ったらシュッて手を切っちゃいました!痛いですよねこれ( ;´Д`)ジワジワ染みるやつです‼︎
ぢゃあこの時、指先で何が起こってるか覗いてみましょう( ̄▽ ̄)
体内では何が起こってる?
切れた指先ではジワジワ出血してきました!けど、しばらくすると血が止まります。なんで?血が出てくるという事は、なにかしら毛細血管という血が通るトンネルに穴が空いちゃったってことですよね?実は、血小板っていういつも血と一緒にトンネルを流れている粒が、その穴に集まって穴を閉じ、トンネルの外に血が流れ出るのを食い止めようとするんです。
よく洪水とかが家の中に入らないように土嚢っていう砂の入った袋を積み上げてせき止めますよね?あんな感じ。
だけど、粒で穴を塞ごうと思っても、隙間が空いたり、血の流れで穴にとどまれなかったりしそうですよね?
そこで現れるのが、フィブリンっていう網の様なもの。フィブリンは何をするかというと、穴を塞ごうとしてる血小板を上から包み込んでさらに頑丈な壁を作ろうとします。これが血餅(けっぺい)って言われる血の塊です。ようは『かさぶた』ですね!
誰も命令してないのに自然とおこるんだから凄い機能ですよね( ̄▽ ̄)
驚くのはまだ早くて…
ぢゃあこの血管の壁に出来た血の塊はそのままにしてていいの?って感じです。
まずいですよね?かさぶたが剥がれて、血の流れに流されて、違う場所でつまってしまったらトンネルは大渋滞!血が流れなくなります!危険‼︎心筋梗塞や脳梗塞になっちゃいます!
ぢゃあ体は次にどうなるか?
フィブリンが血餅として踏ん張ってる間に、傷ついたトンネルに細胞が集まり壁の正式な修理が行われます。壁の工事が終わって、もう血餅はいらなくなったとき、プラスミンって呼ばれる血の塊を溶かす成分が現れ、血餅を溶かしてくれるんです‼︎
こうして血餅がなくなった頃には、トンネルも綺麗になってるって話です!
すごくないです?
いろんな物質がいろんなタイミングで集まって、その役割を果たすんです!誰にも命令されず…
こうして考えると、出血傾向の人、血栓ができやすい人の体に何が起こってて、どの行程がおかしいのかがわかりますね( ̄▽ ̄)